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京都府京都市伏見区に所在。 稲荷大神、稲荷五社大明神ともいう。 祭神は宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神、四大神(しのおおかみ)。 『山城国風土記』逸文に、秦公伊呂具が餅を的にして矢を射たところ、餅が白鳥に化して飛び去り、 その白鳥が止まった山の峰に稲が生じた奇瑞から、この山に社を作って祀ったのが始まりとする。 『神祇官勘文』『年中行事秘抄』では、この神は和銅年間に伊奈利三ヶ峰に顕坐してより、秦氏人らが禰宜祝として 春秋の祭りに仕えた、とする記述がある。 また、東寺の鎮守としても著名。 『稲荷記』『稲荷流記』『帝王編年記』などに、空海と、老翁などの姿の稲荷大明神が対面、再会する話が いくつか見られ、両者の関係性が説話化されていた形跡をたどることができると云々。 参考文献 『日本伝奇伝説大事典』
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大神@狼伍長 職業軍人、整備兵 東北の地で整備整備 A-DIC:ターニ·PC ウルフ 根源力:3100 アーミに食事を:500 オーケ登場:500 なっこちゃんからの脱出·不採用:100 A-DIC:GPO·PC:大神 重信 根源力:4800 聖銃戦争滝川小隊:1000 聖銃戦争善行中隊支援作戦:300 原ストライク回答者全員+第6問 500 ミッドナイトクリアー作戦(アプロー最終戦):2000 A-DIC:式神·PC:大神 重信 根源力:2500 なまず大地震:500 A-DIC:WD·PC:大神 重信 根源力:3000 芝村SD未公開オンセ:1000 アイドレス·PC:大神 重信 根源力:12600
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前ページ次ページ檄・トリステイン華劇団!! * 物凄い勢いで学院内に入ってくる馬車。 その日も大神は、ルイズの指導をしようと、彼女と一緒に学院内を歩いていた。しかし、 大神のすぐ近くで馬車が止まる。 「は!」 馬車を見てルイズは立ち止った。見覚えがあるのだろうか。大神がそう思っていると、 馬車から髪の長い、少し背の高い女性が出てくる。 「ここにいたのねルイズ。まあちょうどいいわ」 メガネをきらりと光らせた背の高い女性は隣にいる大神には見向きをせず、ルイズを 見つめてそう言い放った。 「誰?」 「エレオノールお姉さま。私の姉です」心なしかルイズの声が弱い。 「お姉さんか」 「さあ、何をやっているの。一緒に来なさい。学院長に最後の挨拶をするの」 「ええ?」 「さあ」 そう言ってルイズの腕を引っ張りだすエレオノール。 変だ。いつものルイズなら、そんな強引なやり方には反発するはずだが、この日の彼女 は大人しい、というか元気がない。 「待ってくれロベリア!」思わず大神は声を出した。 「ロベリア?」 「あ、すいません。知り合いに声が似てたもので」 「この人はイチロー・オオガミ。私の先生よ」大神に代わって紹介をしてくれるルイズ。先ほど よりは、少し声に張りがある。 「先生?見たことないわね……。まあいいわ。とにかく邪魔しないでいただきたいわ。それ では」 「だからちょっと待ってくれよ。彼女が何をしたっていうんだ」大神が食い下がる。 「何をしたですって?たとえ先生といえどもわが家のことには口出ししないでいただけますか」 「教え子を守るのは教師の務めです」インチキ教師だけど教師は教師だ、と大神は自分 に言い聞かせた。 「先生。あなたも教師なら、事情はご存じと思います。妹のルイズは使い魔の召喚に失敗し、 未だにまともな魔法を扱う事もできません。これ以上この学院にいたとしても意味がありま せんわ。ゆえに、本日をもって学院をやめさせます。これはお父様、ラ・ヴァリエール公爵 の意思でもあるのです」 「しかしですね……」 大神が何かを言おうとした次の瞬間、大地を揺らすような大きな爆発音が中庭から聞こえて きた。 その場にいる者が一斉にルイズを見る。 「わ、私は何もしていません!!」顔を真赤にして否定するルイズ。 「と、とにかく様子を見に行きましょう」 そう言って大神とルイズは、爆発のした中庭に走りだす。 中庭は、文字通り地獄絵図と化していた。 「なんだあのゴーレムは!!」 ゴーレム、などという聞きなれない言葉に大神は立ち止る。 「え?」 見覚えのある巨大な人型の機械。それはヨーロッパの巴里で見たあの蒸気獣たちであった。 それも一体や二体ではない。 学院の警備兵が弓や槍などで応戦するも、とてもかなう相手ではない。 「生徒たちは下がっていなさい!!」そう言って教師陣が前に出て、杖を振り上げる。 火炎や氷の矢が蒸気獣を狙うが、全く効いた様子がなかった。蒸気獣どもは、何かを探す ように並木や周辺の建物を攻撃している。 「コルベールさん!」見知った者がいたので、大神は駆けつけ声をかけた。 「危ないですよオオガミさん。早く逃げてください。ミス・ヴァリエールも」 「そんなことより、何なんですかあれは」 「わかりません。正体不明のゴーレムが急に学院内に現れ、暴れ出したのです。私も戦い ますので、あなた方は」 「待って下さいコルベールさん。あいつら相手に、普通の戦い方では無理です」 「どういうことです」 「俺は一度あいつらと戦ったことがあります。少なくとも普通の武器で連中を倒すことは できません」 「驚いた。すると、あれらはこの世界のものでは……」 「おそらく」 「え? どういうこと」ルイズは事情がわからないようで戸惑っている。 彼女には、まだ大神が異世界から来た人間である、ということを話していない。 「くそう、こんな時に光武が、霊子甲冑があれば」 「オオガミさん」不意にコルベールが大神の方を見つめて言う。 「はい?」 「ちょっとこっちに来てください」 「え、でも」 「いいから」 コルベールに引っ張られるようにして動き出す大神。 「ルイズくん!」 「え?」 「キミもくるんだ」 そう言って大神はルイズとともに、学院内にある地下室へと向かった。 一体この地下で何をするのというのか。いや、危険なのでここで大人しくしていろ、という 意味だろうか。そんな事を考えつつ走っていると、ひとつの大きな扉の前に来た。 コルベールが杖を振ると扉が開く。魔法で施錠しているらしい。 部屋の中は真っ暗であったが、目が慣れてくると上の方から漏れるわずかな光で、部屋の 中の全容が見えた。 「こ、これは…!」 コルベールが杖から炎を出すと、そこには帝劇で見た光武、霊子甲冑によく似た機体が 二体ほど立っていたのだ。 一体は見覚えのある真っ白な機体。そしてもう一体は桃色の機体だ。 「コルベールさん。これは一体…」 「何十年か前に山で発見したものらしいのです。学者を色々と集めて研究したのですが、 その正体がわかりませんでした。我々は、もしかしてこれが伝説の『鋼鉄のゴーレム』かと 思っていたのですが……」 「鋼鉄のゴーレム?」 「ええ、伝説に出てくる、この世の災厄を取り払う神の使いです。もちろん、そんなことは誰も 信じていないんですけどね」 「しかしそれは」 「ただ、オオガミさんの話を聞いていると、あんたの世界にあった光武というものに近いのでは ないかと思い……」 「近いというか、そのままですよ」 そう言って大神は再び光武を見上げる。 「このゴーレムを動かすことはできますか?我々は今まで何をやっても動かすことができなかっ たのですが」 「イチロー、あなた……」うるんだ目で大神を見つめるルイズ。 「ルイズくん、すまない。俺は本当は先生なんかじゃないんだ。こことは違う世界から来た住民 なんだよ」 「……・ううん、そんなの関係ない。別に異世界だろうがなんだろうが、あなたは私の先生だから」 「ありがとう」そう言うと大神はルイズの頭を軽く撫でた。 その時、地下室にある光武が反応する。 「な! ゴーレムが動く姿、初めて見ました」驚がくの表情を浮かべるコルベール。 「光武が、反応している……?」 光武は蒸気の力と霊力を併用して動くものだ。故に霊力の強いものが近くにいれば、それに 反応する。 霊力=魔力とするならば、今まで反応しなかったのはおかしい。だとすれば、霊力と魔力はやはり 別モノ、ということになるのか。 色々と考えているが迷っている暇はない。今はあの外にいる蒸気獣をなんとかすること が先決だ。もしこの光武が動くのならば。そう思い大神は光武に手を伸ばす。 すると、光武のメインモニタが光り、起動しはじめたではないか。 「やはり動くのか、お前は」 大神がそう言うと、光武は彼を受け入れるかのようにコックピットのハッチを開いた。 ふと横を見ると、桃色の光武も何かに反応している。 「ルイズくん!!」 「は、はい」 「もしよかったら、俺と一緒に光武(これ)で戦ってくれないか」 「え?私が」 「そうだ。恐らく、今これを動かせるのは君しかいない」 「でも、私そんなゴーレムの動かし方なんて」 「迷っている暇はない。君が無理なら俺一人で行く」 そう言うと大神は光武に乗り込む。形としては、巴里で乗った光武Fに近いが、どことなく違い もある。 ハッチを閉めると、機器類は驚くほど正常に作動した。 「一体……」 構造を知りたいところだが、今はそれどころではない。 * タバサは肩で息をしていた。並のメイジが束になっても敵わないほど強力な魔力を持つ彼女 が疲労の色を露わにするほどの敵。 「いったい何なのよあいつら。魔法が全然効かないじゃないのよ!」さきほどから手応えのない 魔法をくり返すキュルケにも焦りの色が見える。 もちろん全く効かないというわけではないが、これまでの幻獣やゴーレムなどと比べて、 明らかに強い装甲と攻撃力を持っている。 「お前たち、何をやっている。早く逃げるんだ」ローブをボロボロにした教師の一人が二人を見て叫ぶ。 「先生、あなたこそ逃げた方がよろしくて」キュルケはそう言って笑って見せた。笑顔を見せる ほどの余裕があるわけもないけれど、彼女なりの誇りがそうさせているのだろう。 「え、あれは…?」 「ん」 《そこまでだ!!》 大きな声が学院内に響く。聞き覚えのある声。 土煙の中から、二体のゴーレムが姿を現した。 しかし先ほどまで学院内を荒らし回っていたものとは、明らかに形が違う。 * 白色の光武は見慣れない二本の片刃の剣を、桃色の光武は大きな剣を武器にしている。 『ルイズくん、調子はどうだい?はじめての光武だけど』 「あ、はい。大丈夫です。なんか、乗馬よりもよっぽど簡単というか。それよりこの声が出る のって、どんな魔法を使ってるの?」 どこからともなく大神の声が聞こえる。 『その説明は後だ。まずは目の前の敵を倒すことから』 「りょ、了解」 まるで自分の体を動かしているみたいに動くゴーレム、いや巨大な鎧と言ったほうがいい だろうか。 ルイズは目の前にいる蒸気獣に対して剣を振るった。相手も槍のようなもので対抗してくる。 魔法が全く効かなかった相手。怖い。しかしその恐怖心を押さえなければ……。 その時、大神とほぼ毎日やっていた剣の稽古を思い出す。 「見えた!」 紙一重で敵の攻撃をかわしたルイズは、大剣を振り下ろす。剣は的に当たると同時に、 大きな稲光を発生させた。 「すごい……」大剣の破壊力に驚愕するルイズ。 『それがキミの力だルイズくん』と再び大神の声が聞こえる。 「これが、私の力?」 『そうだ、光武は乗り手の力を使って動くんだ。キミの力があるからこそ、敵を倒せる』 「はあ……」 『来るよ、ルイズくん』 「わかった」 ルイズは精神を集中させる。この機体に乗っているためだろうか、その心は今までにない くらい澄み渡っていた。 「Bliksem Zwaard(雷の剣)!!!」 * まるで初めてとは思えない桃色の光武の動きに関心しつつ、大神も敵蒸気獣を次々に 斬り倒す。 弱い相手ではないが決して強くもない。 「危ない!!」そう言って大神はルイズに迫る攻撃を防ぐ。 『あ、ありがとう』 「どんな時もキミを守るよ」 『イ、イチロー……』 「来るぞ、ルイズくん」 『了解!!』 大神は気力を溜め、両手の刀を構えた。 「狼 虎 滅 却 刀 光 剣 影 !!!!」 一瞬の閃光とともに吹き飛ぶ蒸気獣。 中庭を見渡すと、先ほどまで暴れていた蒸気獣は軒並み倒したようだった。 《その程度でいい気にならないことね!》 「誰だ」 どこからともなく声が聞こえる。 と、思ったら中庭の地面が大きく盛り上がる。先ほどとは明らかに違う、巨大なゴーレム が出現した。しかもゴーレムの手には学院長が握られている。 「ホッホッホ。この爺の命が惜しければ、その鋼鉄のゴーレムを渡しなさい」 紫色のローブで顔を隠した魔術師のような女がゴーレムの肩に乗り、そう言う。 「やめろ! 学院長を離すんだ」と大神。 「ならばそいつを早く渡しなさい」 巨大ゴーレムや、先ほどの蒸気獣の狙いはやはりこの光武。そう考えると、簡単に渡すわけ にはいかない。 「オオガミくん!わしのことはいいから、こいつをやっつけてくれ」学院長は気丈に叫ぶ。 「しかし……」 「オオガミさーん! 学院長もああ言っていることですし、やっちゃってください。いや もう、学院長ごとスッパリと!!」今までにないほど大声で叫ぶコルベール。 「コルベールさん……」 学院長ごと、と言われてもそう簡単に倒せる相手ではない。何よりその巨大さだ。 ゆうに二十米(メートル)はあろうか。 その時、 《Glace Hache(氷の斧)》 氷の矢がゴーレムの指に当たったかと思うと、 《Der Holle Rache kocht im meinem Herzen》 次いで激しい炎が腕を焼いた。 「ぬわ!!」 一同がゴーレムの右腕に注目している中、そこには何も握っていないゴーレムの手が あるだけであった。 「どういうことだ」 周囲を見回すと、上空に青い竜が見えた。そこにはこの学院の制服を着ている二人の 少女と学院長の姿があった。 「うぬぬ、小娘どもが小癪なまねを」魔術師が悔しがっている。 そのチャンスを大神が見逃すはずがなかった。 「今だ、ルイズくん!」 「はい!!」 大神の刀、そしてルイズの大剣が一斉に斬りかかる。 「なに!」 しかし先ほどの蒸気獣などと違って、巨大ゴーレムはそう簡単に斬れるものではない。 「ホホホ、無駄よ無駄。蒸気獣を倒したくらいでこのゴーレムを倒せると思って?」 ゴーレムの拳がルイズの乗る桃色の光武に襲いかかる。 「危ない!!」とっさにルイズの前に出た大神はそのままルイズの機体ごと吹き飛ばされ てしまった。 金属製のバケツを頭にかぶり、それを思いっきり殴られたような衝撃が大神を襲う。 前が良く見えないのは、モニターの不具合だけでもなさそうだ。頭を横に振るときっと前を 見据える。 「ルイズくん!大丈夫か」 『な、なんとか。それよりイチローは』 「問題ない、と言いたいところだけど。かなりダメージを負っているようだ」 光武のダメージ、というより大神の精神的なダメージの方が大きい。あのゴーレムもまた、 物理的な攻撃だけでなく何らかの魔法的な攻撃効果も有しているのだろう。 『イチロー、逃げよう。もう私たちは戦えない』 「ルイズくん。それはやりぬいてから言うものだ。俺はまだ戦える」 『でも……』 「ルイズくん。俺と心を一つにするんだ」 『え……』 「あいつを倒すためには、俺達が心を一つにして戦わなければ、倒せないと思う」 『それって』 「可能性は低いが、やってみる価値はあると思う。ここにいる全員を救うためにも」 『イチロー』 「俺を信じてくれ」 『……、はい。了解』 大神は気力を振り絞って動き出す。恐らくこれが最後の攻撃になるだろう。怖くないと言えば うそになるが、恐怖よりも彼自身の使命感がそれを優先させた。どんなことがあっても人を 助ける。それは帝都でも外国でも、そして異世界でも同じであった。 「イチロー!!」 「ルイズ!!」 大神とルイズが手を取り合う。一瞬そんな光景が彼の脳裡を過った。 《 donderen zwaard storm (雷と剣の嵐)》 巨大な光の柱がゴーレムを包み、そして天高くへと押し上げて行く。 「な、なんなんだこの力はあああああああああああ!!!!」 雪のように舞う光の粒。 それが大神とルイズの持つ霊力の残り火だとは、誰も気がつかなかった。 * 敵の消失を確認した大神は、すぐにコックピットのハッチを開けて、ルイズのいる桃色 の光武へと駆け寄った。 「ルイズくん!」 大神が呼びかけると、彼女の光武もその声に呼応するようにハッチを開ける。 「大丈夫かい」 「え、ええ」力はないものの、はっきりとした口調で答えるルイズ。 「よかった」 「大丈夫ですかあああ」 そんな二人の元にコルベールが駆け寄ってきた。 「はあ、なんとか。さすがに疲れましたけど」 「私も、大丈夫です」とルイズ。 「いや、良かった。それにしても二人とも、凄い活躍でしたね。ほら、見てください」 ふと周りを見ると、それまで避難していた学院の生徒や教師および職員が全員集まっていた。 「すごいぞルイズー!」 「やったわねー!!」 拍手、そして称賛の声が聞こえる。それらがルイズを元気づけてくれるようで、彼女は目を きらきらと輝かしている。 「ルイズくん。キミはよくやったよ」 「そんな、私なんてイチローに守られてばかりで」 「いや、キミがいなかったら勝てなかったよ」 「はあ」 「もうキミは、ゼロのルイズなんかじゃない」 「……うん」 今までに見たことのないような満面の笑みであった。 そんなルイズを見た大神は、ふとあることを思い出す。 「ねえルイズくん。実は俺が元いた場所では、戦いに勝利するとあることをするんだ」 「え?あること」 「いいかい、こうやるんだよ。あ、コルベールさんもどうぞ」 「え、何をやるんですか」 「せーのっ」 「勝利のポーズ、決めっ!」 「……」 「……」 「なんだよ、二人とも、恥ずかしがっちゃダメだよ」 「は、はあ」 と、次の瞬間ルイズはその場に崩れ落ちるように倒れた。 「ルイズくん、ルイズくん!」 「無理もありませんね、あのような巨大な魔力を使ったのでは、いくらミス・ヴァリエールでも」 「ルーイーズーくーん!」 大神の腕で気を失ったルイズは、まるで赤子のような無邪気な顔をしていた。 エピローグ すっかり元通りになった広場で、ルイズは杖を振るった。 「Om in te trekken vertrouwd animo(召喚)」 何度やっても成功しなかった召喚魔法。しかし今は、しっかりと成功している。 召喚したのはもちろん、あの時共に戦った桃色の光武だ。 「どう、お姉さま。これが私の使い魔よ」 「うぬぬ……」 目の前であんな戦いを見せられた以上、ルイズを全くの役立たずと断定するわけにもいかない。 「私はもう少しここで勉強したいの。いいでしょう」 「ええ、勝手になさい」そういうと、エレオノールは足早に、その場を離れる。 大神はその様子をじっと見ていた。 出会ったころのルイズとは違い、その表情は自信に満ちているようだ。 姉を見送った彼女は、大神を見つけると、笑顔で親指を上に立てたので、大神も同じような仕草をした。 お わ り おまけ 1位 ルイズ:やる気十分 2位 コルベール:やる気まあまあ 3位????? 4位????? 5位????? 大神一郎:熱血隊長 前ページ次ページ檄・トリステイン華劇団!! ※予告です※ 帰ってきた大神さん。 一部の要望に応え、キモカッコイイ大神さんが帰ってきます。 今回のはなしはこんな感じで。 あらすじ ルイズの指導係を外れた大神は、しばらくの間学院内でのんびりと過ごしていた。 そんなある日、学院長から伝説のゴーレム(つまり光武)、について書かれた古文書を 貰う。 コルベールが読んだところによると、帝政ゲルマニア領内にある火の洞窟と呼ばれる 場所に、炎の衣という光武らしきものが封印されているという。 その話を聞いた大神は、コルベールと二人でゲルマニア行きの相談をする。 その時、学院の生徒の一人、キュルケとタバサが部屋に乱入してきた。 ゲルマニア出身のキュルケは、自分を連れていけば何かと便利だと申し出る。当初は 断る大神だったけれども、色々あった末に、結局大神、キュルケ、タバサの三人で火の 洞窟に行くこととなった。 火の洞窟はゲルマニア屈指の火山地帯にあり、麓の町には温泉も出る。 洞窟を前に、町で一泊する事を決めた三人。 温泉を前に大神の取った行動とは? 果たして火の洞窟には何があるのか。 檄・トリステイン華劇団!! 第二話 わが愛は炎よりも熱く 前ページ次ページ檄・トリステイン華劇団!!
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トモダチコレクション PSP DSなど徹底解説 トモダチコレクション マジコン対策回避方法 速達メール便送料無料 新品 DS トモダチコレクション 価格:3,280円(税込、送料別) どうやらトモダチコレクションにマジコン対策がかけられていたようなんですが; ... それにしても最近全てのDSソフトにマジコン対策がされています。 ... トモダチコレクションのNDSファイルを『tomo.nds』に改名します。 ... 【NDS】トモダチコレクションマジコン対策【2ちゃんねる/裏技・改造板】 【NDS】トモダチコレクションマジコン対策. こんなスレッドもありますがいかがでしょうか? ... 【NDS】トモダチコレクションマジコン対策(460) 1 名無しさん@お腹いっぱい。 ... マジコンスレなんだから、マスターコード云々はスレ違いなんだよwww ... 1. マジコンでトモダチコレクションをやろうとしています。 バイナリをしたあとやっ... バイナリをしたあとやってみてセーブして電源を切るとまた最初から。 時刻設定から始まります・・・ だれか教えていただけませんか? 解決済み - 更新日時 2009/09/05 06 35 11 - 回答数:2 - 閲覧数:259 エンターテインメントと趣味 ゲーム 2. ともだちコレクションについて。ROM 「ともだちコレクション」をダウンロードし... をダウンロードしてDSで起動したのですが、何度やっても同じところでフリーズしてしまいます。 どうすればよいのでしょうか? 解決済み - 更新日時 2009/08/13 05 11 15 - 回答数:2 - 閲覧数:1739 エンターテインメントと趣味 ゲーム 3. トモダチコレクションで トモダチコレクションのROMを吸い取ったんですが マジ... マジコン対策されていて途中で真っ白に なります誰か回避コードの入れ方と 回避コードを教えてください 解決済み - 更新日時 2009/07/12 04 46 30 - 回答数:3 - 閲覧数:2326 エンターテインメントと趣味 ゲーム 携帯型ゲーム全般 4. DSTTでともだちコレクションはできるのでしょうか? いやいや、解決しましたって違法行為ですから。 対策が施されてるトモダチコレクションなどのソフトをマジコンで回避した時点で違法となります。 解決済み - 更新日時 2010/03/09 05 16 09 - 回答数:3 - 閲覧数:36 エンターテインメントと趣味 ゲーム ニンテンドーDS 5. マジコンのバイナリ変更について R4とDSTTにトモダチコレクションをいれよ... トモダチコレクションをいれようとおもいバイナリを変更しましたR4にトモダチコレクションをいれたら普通にできました 次にDSTTにトモダチコレクションをいれたら初期化設定でホワイトアウトしました バイナ... 解決済み - 更新日時 2009/10/28 08 21 57 - 回答数:5 - 閲覧数:396 エンターテインメントと趣味 ゲーム 携帯型ゲーム全般 6. マジコンとの通信 友人などにマジコンを使用している 人がいるのですが、 (... (私は購入した事も使った事もないです) 友人のマジコンに入っているどうぶつの森や トモダチコレクションと、 私の普通に買ったどうぶつの森や トモダチコレクションと通信するとします。 そしたら、... 解決済み - 更新日時 2010/03/03 18 33 00 - 回答数:3 - 閲覧数:4 エンターテインメントと趣味 ゲーム ニンテンドーDS 7. DSソフトのトモダチコレクションからSMS2でセーブデータのバックアップをとろうと... バックアップをとろうとしたのですが、 「未確認のカードです」と表示させて、ROMカードを認識してくれません。 「dump」では認識してくれるのですが、マジコンは使わないので、セーブデータの「backup」... 解決済み - 更新日時 2009/11/06 06 09 45 - 回答数:1 - 閲覧数:141 エンターテインメントと趣味 ゲーム 携帯型ゲーム全般 8. dsでどのゲームがおすすめですか(マジコン、改造なし) トモダチコレクション、大合奏!バンドブラザーズDX 解決済み - 更新日時 2009/12/29 08 58 26 - 回答数:2 - 閲覧数:9 エンターテインメントと趣味 ゲーム 携帯型ゲーム全般 1Unofficial DSTT Kernel v117a13_rev39a 日本語版 1.9%17 2Unofficial DSTT Kernel_v117a13_rev39a(JAP)1.9%17 3dstt エラーコード51.9%17 4Unofficial DSTT Kernel v117a13_rev39a1.2%11 5閉ざされた病棟 回避1.2%11 6閉ざされた病棟 パッチ1.1%10 7閉ざされた病棟 パッチ1.1%10 8DSTT FW1.4.11%9 9閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 回避1%9 10閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- パッチ0.8%7 11Unofficial DSTT Kernel_v117a13_rev39a0.6%6 12閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 回避0.6%6 13ポケモン マジコン 通信エラー0.5%5 14dstt エラーコード40.4%4 15【マジコン対策】閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 0.4%4 16ポケモン ブラック マジコン 交換0.4%4 17大神伝 TT0.4%4 18閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 対策回避0.4%4 19螟ァ逾樔シ?~蟆上&縺榊、ェ髯ス~ 襍キ蜍輔〒縺阪↑縺0.3%3 20Unofficial DSTT Kernel v117a13_rev39a 0.3%3 21Unofficial DSTT Kernel_v117a12(JPN)52400.3%3 22nds ホワイト パッチ0.3%3 23ポケモン ブラック 交換 DSTT0.3%3 24マジコン 起動しない 大神伝 小さき太陽0.3%3 25閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- マジコン対策0.3%3 26閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II 回避0.3%3 27閉ざされた病棟 -dementium ii- 回避コード0.3%3 28閉ざされた病棟 patch0.3%3 29閉ざされた病棟 回避0.3%3 30v1.17a13 rev39 ポケモン0.2%2 311.4.2 dstt0.2%2 325240 パッチ0.2%2 33DSTT Kernel_v117a13_rev39a ポケモン0.2%2 34DSTT/DSTTi 非公式最新カーネル ポケモン 通信対戦0.2%2 35TT回避パッチ0.2%2 36Unofficial DSTT Kernel v1.17a12_rev38 日本語版0.2%2 37Unofficial DSTT Kernel ポケットモンスター ブラック error0.2%2 38Unofficial DSTT Kernel_v117a13_rev39a 中国0.2%2 39dementium ii patch0.2%2 40dementium2 回避0.2%2 41dementium2 パッチ0.2%2 42ak2i0.2%2 43ds ポケモン 回避通信0.2%2 44dstt errcode 50.2%2 45dstt fw1.4.10.2%2 46dstt エラー 50.2%2 47dstt wiki カーネル0.2%2 48dstt 大神伝0.2%2 49dsttエラーコード50.2%2 50nds 閉ざされた病棟 -dementium ii- 回避パッチ0.2%2 51nds 探偵 神宮寺三郎DS 赤い蝶 pacht0.2%2 52patch 52400.2%2 53v1.17a13rev390.2%2 54dstt ポケモンBW 回避コード0.2%2 55とざされた病棟 回避0.2%2 56ブラック マジコン 通信対戦0.2%2 57ポケットモンスター ブラック 回避 tt0.2%2 58ポケットモンスター ホワイト ak2iマジコン対策 起動 回避方法0.2%2 59ポケットモンスター ブラック マジコン 通信できない0.2%2 60ポケモン nds パッチ0.2%2 61ポケモン ブラック ホワイト 回避 通信0.2%2 62ポケモン ブラック DSTT 通信0.2%2 63ポケモン 黒 回避 エラーコード-50.2%2 64ポケモンブラックDSTT通信0.2%2 65マジコン エラーコード40.2%2 66マジコン対策 大神伝 声が日本語でない0.2%2 67大神伝 -小さき太陽 DSTT0.2%2 68大神 マジコン対策0.2%2 69大神伝 小さき太陽 マジコン tt起動0.2%2 70大神伝 小さき太陽 対策 エラーコード40.2%2 71大神伝 tt回避コード0.2%2 72大神伝 起動 ポケモン0.2%2 73閉ざされた パッチ0.2%2 74閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II 回避方法0.2%2 75閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- バイナリ0.2%2 76閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II 回避0.2%2 77閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- マジコン0.2%2 78閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 回避コード0.2%2 79閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 回避パッチ0.2%2 80閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- マジコン対策回避方法0.2%2 81閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II- 起動0.2%2 82閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-マジコン対策0.2%2 83閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-回避0.2%2 84閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-マジコン対策回避0.2%2 85閉ざされた病棟 -dementium ii- バイナリ0.2%2 86閉ざされた病棟 パッチ pass0.2%2 87閉ざされた病棟 バイナリ編集0.2%2 88閉ざされた病棟パッチ0.2%2 89閉ざされた病棟2 パッチ0.2%2 90閉ざされた病棟 -dementium ii- 回避0.2%2
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神無月の巫女 エロ総合投下もの ソウマ×千歌音 498氏   授業が終わり、帰ろうとするソウマを姫宮が呼び止める。 「大神くん。話があるんだけど?」 いつになく真剣な表情で千歌音はソウマに話しかける 「なんだ?姫宮?俺に何か用か?」 「ええ…とても大事な話があるの…ちょっといいかしら?」 そういって千歌音はソウマを校舎裏に連れだす。 「で?こんなとこまで呼び出して、教室じゃ話せない事なのか?」 「大神くん、貴方、昨日姫子にキスしたんですってね。いえ…キスしてたわね?」 (「…!!」) 「…見てたのか!?」 「偶然にね。それに、姫子が嬉しそうに教えてくれたわ…。」 「…あぁ、したぞ。それが…問題でもあるのか…?」 「くすっ…。そんなに恐い顔しないで…。私、怒ってなんていないのよ…?」 そう言いながら千歌音は一歩一歩ソウマに近づく。 「私…ただ、大神くんが姫子にどんな風にキスをしたかが気になるだけ…」 「え…?」 瞬間、千歌音の手がソウマの頬に触れる。「遠くからで見えなかったから…どんな風にキスをしたのかとても気になるの…」 「ね?教えて大神くん…」 「…どんなって…別に…普通に…。」 「普通に?普通ってどういう風なの?私にしてみせてくれる…?」 ……!! 「(姫宮は何を言っているんだ…?)」 その言葉を聞いた瞬間、ソウマは顔を赤くしてしまう。 「くすっ…どうしたの…顔が赤くなってるわよ…?かわいい大神くん…。」 「か…からかうのはよせっ…!!」 「からかってなんかいないわ、私…本気よ。それとも私の事…信じられない?」 千歌音は妖絶な目でソウマを見つめる 「…お願い…教えて、大神くん…。私にキスをして…」 今にも消えてしまいそうな…壊れてしまいそうな千歌音の表情を見ていると、 放っておく事は出来ないソウマ。 「…姫宮…。…いいんだな…?」 「大神…くん…」 千歌音は目を閉じ、唇をそっとソウマに差し出す。 「(……くっ…意識が…意識が全て姫宮に持っていかれそうだ… まるでオロチに意識を則られた時のように…。姫宮の、この雰囲気がそうさせるのだろうか…?)」 (「……姫宮」) 「ん…」 ソウマは姫子にしたように、千歌音に軽く口づけをする。 だが…「ん…んんっ…」 「(姫宮……!?舌を入れてきてるのか…!)」 「ちゅるるっ…ちゅ…ちゅぱっ…」 千歌音は手でソウマの顔を引き寄せ、激しく口づけをしてくる。 「(…ダメだ…もう…俺は…)」 「ん…ちゅっ…ちゅる…ちゅ…」 千歌音の口に舌を入れ、互いに口づけを交す 「ちゅるるっ…ちゅぱっ…ぷはっ」 「…とっても情熱的なキスね…大神くん…」 くすり。と千歌音は笑う。 「…姫宮…その…俺は…」 「気にしないで大神くん…。全部、私が勝手にやったことだから……」 「でも、本当に姫子にもこういう風にしてあげたのかしら?」 「…!姫宮っ!」 「ふふっ…冗談よ…。 それでは…ごきげんよう…。」 軽い皮肉を放ち、千歌音は去っていく …ソウマはしばらく呆然としていた。 (大神家) 「…姫宮…何であんなことを… まだあのキスの感触が忘れられない。 姫子の時とは全然違う…この感じ…。」 「明日…確かめてみるか… 姫宮の事だ。ただの気まぐれかもしれない。」 (翌日…) 昼休み、姫宮の姿がない…。 ソウマは、姫子に聞いてみる。 「なぁ、姫子?姫宮がどこに入るか知らないか…?」 「ん?千歌音ちゃん?多分、音楽室じゃないかな?今日の朝、たまには音楽室のピアノの面倒もみてあげないとね。って言ってたから…。」 「音楽室か…ありがとう。」 「?大神くん、千歌音ちゃんに何か用があるの?」 「あ…?あぁ…何でもないよ。姫子が気にするような事じゃないさ。」 「…そう?…変な大神くん。」 顔に?を浮かべたままの姫子を置いて、ソウマは音楽室へと向かう …音楽室。昼休みは滅多に誰も利用することはない部屋からピアノの音が聞こえる。 …多分、姫宮だろう…。 (ガララッ…) ソウマは音楽室のドアを開ける。案の定、千歌音はそこでピアノを引いていた 「…?あら、大神くんじゃない。珍しいわね、こんなところまで…。どうしたのかしら?」 千歌音のピアノを引く手が止まる。 「…姫宮、その…なんだ。」 ソウマはなかなか用件を言い出せない 「くすっ…どうしたの?大神くん?私に用があるんでしょ?」 千歌音は昨日とは違い、いつもの皆が知っている「宮さま」、な雰囲気だ。 「姫宮…昨日の事なんだが…」 そんな雰囲気がソウマを安心させたのか、ソウマは昨日の事を尋ねる。 「昨日…?あぁ…あれね…。」 まるで、どうでもいいことの様に千歌音は返す。 「言ったでしょう?あれは全部私が勝手にしたこと。大神くんが気にすることはなんにもないの。」 「気にするなって言われても、俺は…」 「…なら、なんて答えたらいいのかしら?どうして欲しいの…大神くんは?」 ……! (「まただ…、またあの目で俺を見つめる。」) 「言ってご覧なさい。大神くんは、私に何をして欲しいのか…?」 千歌音は立ち上がり、ソウマの手を握る 「…姫宮…俺ともう一度、キスをしてくれないか?」 「ふふっ…そう…キスして欲しいの…? いいわ…してあげる。 ただし、条件があるわ。」 「…何だ?」 「姫子に、これ以上近付かないで。姫子にこれ以上何もしないで…。そうしたら、私…今だけ貴方の物になってあげる…。 貴方だけの千歌音になってあげる…。」 …千歌音はソウマの耳元で呟く。 (「俺はどうしたらいいんだ?俺は、姫子が好きなはずなのに…」) 「一つ…いいか…姫宮?」 「なに?」 「姫宮は…俺の事をどう思ってるんだ?」「……情熱的なキスをくれる男の子。っていったら怒るでしょ?くすっ…。」 「………」 「…嫌いじゃないわ…大神くんの事。私があんなキスしたのに…ちゃんと受けとめてくれたでしょ?だから…好きよ。本当…」 「姫宮…」 (「姫子…ごめん…。今の俺はもう…姫宮しか見えない…」) ソウマは音楽室に鍵をかけ、 「わかった。姫子には手を出さない。俺は姫宮が欲しい…」 そう言って千歌音を抱き締める。 「…大神くん…嬉しいわ……んっ…」 千歌音の柔らかい唇を再び味わう 「んんっ…ちゅっ…ちゅるっ…」 「(姫宮…この感触…これが姫宮なんだ…)」 「んっ…大神くん…ここも…触っていいのよ?」 千歌音がソウマの手を自分の胸に乗せる 「…姫宮…やっぱり大きいな…」 優しく服の上から揉んでみる 「やあっ…はっ…大神くん…」 「ご…ごめん…痛かったか…?」 「…平気よ。それよりも…くすっ…えいっ」 「うわっ…!」 千歌音は急にソウマの顔を自分の胸の谷間に埋める 「大神くん…感触はどうかしら…?」 「…………」 谷間にソウマの顔を挟んだまま強く抱き締める 「どうしたの…?何か言って欲しいのだけれど…?(頭をなでなで)」 「…き、気持ちいい…」 「ふふっ…そう?それはよかったわ。ちょっと待ってて、今、服脱ぐから…」 千歌音はゆっくりと服を脱ぎ、ふっくらとした胸をソウマに見せる 「…俗に言う月のオッパイ…食べてみる?」 ゴクリ…とソウマは唾を飲み、 「う…うわあぁぁっ…」 興奮のあまり、ソウマは千歌音の胸にむさぼりつく 「ちゅるっ…ちゅっちゅぱっ…ちゅっ…」「あぁん…ふぁ…やっ…おおがみ…くん…いいわ…すごく…いい…」 「ちゅ…ちゅぱっ…ちゅるるっ…ちゅる」必死に片方の胸にしゃぶりつき、空いている方の胸を揉みしごく 「やん…あぁ…あん…はぁ…きもち…いい…きもちいいわ…おおがみ…くん…」 ソウマの無器用な攻めに、千歌音は甘い声を発してしまう 「…姫宮…」 ソウマはスカートの中に手を入れ、姫宮の秘部であろう所を触り始める 「ひんっ…!ひゃっ…あん…そこは…はぁん!…」 「姫宮…濡れてるな…いや…濡れてるなんてもんじゃない…ぐちょぐちょだ…下着の上からで…これなのか?」 「いゃあ…そん…な…事、言わないで…はぁ…あんっ…あなたが…そうさせたんっ…ああぁん…!」 秘部を触りながら胸を攻められ饗ぎ声を出してしまう 「姫宮って淫乱なんだな…よし…」 千歌音の下半身の下着を全て脱がし、そっとクリトリスをいじる 「ぁあん…!はぁ!…ぁん…やぁん…クリ……はぁ…いい…!…やん……」 今まで感じた事ない快楽が千歌音の体を襲う 「はぁ…おおがみくん…も…脱いで…はぁ…ね?」 「あぁ…そうか…すっかり忘れていた…」服を脱ぎ出すソウマ やがてカチンコチンな棒が千歌音の前に現れる 「…ねぇ、大神くん…?音楽の授業…しましょうか…?」 そう言って、うつろな目をした千歌音がソウマの肉棒を握る 486 :ソウマ×千歌音:04/12/25 15 10 41 ID oPlAIMRH 「何、言ってるんだ…姫宮……えっ?」 やがてソウマの肉棒を自分の口に含み舌で棒を刺激しはじめる 「んっ…おふえひょ…ひひゃん…れひょ…ちゅっ」 「姫宮っ…!」 「んっ…ちゅっちゅ…ちゅぱっ…ちゅっ…」 一生懸命ソウマにご奉仕する千歌音 「姫宮…でるっ!」 「ふぇ…?」 突然のソウマの言葉に加えていた棒を離してしまう。その瞬間 「ドピュッ…ドピュッ…ドクドク…」 勢いよく千歌音の顔にかけてしまう… 「ご、ごめん…姫宮っ…言うのが遅れた…」 「あぁ…いいのよ…。そう…これが大神くんのザーメンなのね…。素敵…」 千歌音は顔についたソウマの液を手にとって舐めつづける 「ねぇ…大神くん、私もう…我慢出来ないわ…欲しいの…大神くんのが…」 ソウマにキスをして、自分の太股を大きく開く 「姫宮…わかった…いくぞ」 ソウマは自分の棒を千歌音の秘部へとゆっくり挿入していく 「グチュ…グチュ…」 「ああっ…!ああぁ…ああぁん!ああぁ…」悲鳴に近い声を出しながらソウマの棒が 千歌音の中に入っていく 「くっ…すごく締め付けられるな…」 「はぁ…はぁ…動かすぞ?姫宮?」 「ん…あ…お願い…」 ソウマは腰を動かし始める 「…あんっ…ふぁっ…やぁ…大神くんっ!大神くんっ!」 「姫宮っ!姫宮っ!」 互いに名前をよびあい快楽を求めあう 「だめっ…大神くんっ!わたしっ…もう…!」 「あぁ!俺もそろそろっ!」 「あ…あぁっ!…イクっ!イクっ!中で…中でだしてっ…大神くんっ!…大丈夫だからっ!大丈夫だからぁ…!」 「うおおおっ!」 ソウマがラストスパートをかける 「ふあぁぁん!イクぅ!イク…!大神くんっ好きっ!大好きっ!っやあぁ…もうイッちゃう…………!!!」 千歌音が絶頂を迎える 「んっ………………!」 「…………はぁはぁはぁ」 互いにぐったりし、後戯に浸る 「…ねぇ大神くん…私の事…好き…?」 「あぁ、好きだよ。俺は姫宮が大好きだ」「…そう、ありがとう。私も大神くんの事好きよ。…でもね…」 「…?」 「私は大神くん以上に、姫子の事を愛しているの…。ごめんなさい…。」 「…そうか…」 「約束…守ってくれるわよね?」 「あぁ…わかったよ。姫子にはもう手は出さないよ。姫子と姫宮が何しようが俺は関係ない。」 「そう…ありがとう。」 (そして…夜…姫宮邸) 「(私は…あんな男に自分の体を許してしまった…。堕ちたものね…。)」 「えぇ…とことん堕ちる事ができたわ… これで私はもう…戻る事が出来ない…」 「くすくす…。今夜は楽しみましょう? 姫子…?」 ―おしまい―
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ダンガンラジオ、某ぶるらじみたいに最後にゲストと緒方さんがキャラに扮して学級日誌を纏めるみたいなミニドラマすれば良いのになーと妄想したら何か出て来た 苗木「さてと、授業も終わったし日誌を纏めなきゃな。今日僕と学級当番なのは…」 大神「我だ」 苗木「あっ大神さん!今日はありがとう!皆のレポートを運ぶ時に手伝ってくれて…」 大神「礼には及ばぬ。我は我の出来る事をするのみ…」 苗木「でも助かったのは本当だよ!」 大神「フフ…そうか」 苗木「最後に日誌を纏めなくちゃいけないんだけど、大神さんは今日はどんな日だった?」 みたいな お目汚しすみません
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《オオカミと赤ずきん》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト1/黄 [メイン/自分] 自分の「大神 涼子」1枚と「赤井 林檎」1枚は、ターン終了時まで+10/+10を得る。その場合、相手のキャラ1枚は、ターン終了時まで-10/-10を得る。 オオカミさんと七人の仲間たちで登場した黄色のイベントカード。 自分の大神 涼子1枚と赤井 林檎1枚のAP・DPを10上昇させ、相手キャラ1枚のAP・DPを10減少させる効果を持つ。 大神 涼子と赤井 林檎専用のサポートカード。 《仲良し姉妹》《キス》と異なり上昇値は10と低いものの、相手キャラを弱体化できる。 《大神 涼子&赤井 林檎(011)》に使えば、強化効果が重複しAP・DPを20上昇させることができる。 コスト0と使いやすく、<涼子&林檎>では採用して損はないだろう。 FAQ Q.大神 涼子と赤井 林檎が片方1枚しかいなくても発動できますか? A.いいえ、できません。基本的に1枚一組のときのみ発動可能です。 Q.《大神 涼子&赤井 林檎(011)》1枚で発動できますか? A.はい、できます。その際、効果が重複しAP・DPが40上昇します。 Q.サポートキャラにも発動できますか? A.はい、できます。ただし、サポートキャラにAP・DP上昇効果は適用されません。 関連項目 《仲良し姉妹》 《キス》 《大神 涼子(P001)》 《名コンビ》 《兄妹同時プレイ》 《まどかとほむら》 収録 オオカミさんと七人の仲間たち 01-119 オオカミさんと七人の仲間たちスターターデッキ 01-119 編集
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前ページ檄・トリステイン華劇団!! 前回までのあらすじ 大神一郎は帝國劇場のモギリとして働くごく一般的な男性。しかし、一たび帝都に害を なす者が現れた時、霊的な力でそれを打ち倒す秘密部隊、帝國華劇団・花組の隊長に なるのである。 ある日、彼が列車の中で居眠りをしていると、いつの間にか知らない世界へと飛ばされ ていた。よくわからないまま、現地の人に助けられた大神は、トリステイン魔法学院と呼ば れる学校で、ニセ教師として過ごすことになった。そこで彼は、使い魔召喚の儀式に失敗 した退学寸前の落ちこぼれ魔法少女、ルイズと出会う。 ルイズの霊的な才能を見抜いた大神は彼女につきっきりで指導することにした。そして 数日、いつものようにルイズと一緒に出かけていると、学院内に大神が元いた世界で戦っ たことのある蒸気獣と呼ばれる化け物が出現したのだ。 逃げ惑う学院関係者。光武(霊子甲冑)さえあればと歯ぎしりする大神に対し、教師の 一人であるコルベールが彼を地下室へと案内した。そこには、帝都で見た光武とそっくり な機体が二体あったのである。 大神は一緒にいた教え子のルイズとともに光武に乗り込み、蒸気獣を粉砕。さらに現れ た巨大ゴーレムをも協力して打ち倒し、学院を守り切ったのである。 檄・トリステイン華劇団!! 第二話 わが愛は炎よりも熱く 謎の蒸気獣の襲撃以降、それまでトリステイン魔法学院にニセ教師として過ごしていた 大神一郎は、その後正体はバレてしまったものの、学院を救った英雄ということで用心棒として 学院に残ることができた。 大神とともに蒸気獣撃退に貢献した教え子のルイズは、すっかり自信を取り戻し正規の カリキュラムに戻ってしまったため、彼は基本的に暇。つまりニートである。 午前中は光武の整備をしたり、古文書を調べるコルベールの手伝いをし、午後からは警備兵 相手に剣の稽古などをするなど、比較的のんびりとした時間を過ごしていた。 事件から数日、とりあえず霊力も回復して(飯を食べて寝たら回復したが、パン食なので若干 回復が遅い)身も心も落ち着いた彼は、コルベールとともに魔法学院の地下に保管されてあっ た光武を調べてみることにした。 すると件の光武は彼が以前に使っていたものとは明らかに違う特徴を持っていたのだ。と いうのも、本来の光武は蒸気機関と霊力を併用して動く、蒸気併用霊子機関と呼ばれるもの をメイン出力装置としているのだが、この光武には大神の見たことのない鉱石がエネルギー源 として使われていた。 コルベールの話によると、これは風石と呼ばれるもので、空を飛ぶために必要なものらしい。 もちろんそのような鉱石は大神の元いた世界にはないものだ。 ということは、この光武はこの世界のオリジナル、もしくは彼が元いた世界の技術を合わせて 作られたものなのかもしれない。いずれにせよ技術畑ではない大神には、限界があった。 光武については李紅蘭が一番詳しいはずだが、彼女のことを思い出すと彼女の着ていた チャイナドレスはスリットがかなり高いところまで来ているので、下着を履いていたのだろうか、 などという、かなりどうしようもないことが頭をよぎる大神であった。 そして二週間が経ったある日、大神はコルベールとともに学院長室に呼ばれる。そこには長く 白いひげを生やしたオスマン学院長が白いネズミの使い魔とともに待ち構えていた。ちなみに この白ネズミについて、大神は変な話を聞いたことがある。以前学院長の秘書をしていたメガネを かけた女性(大神好み)によると、使い魔のネズミがネズミ捕りにかかって死んでいたので、別の 普通のネズミとすり替えてみたのだが、学院長本人は気づいていないという。彼女の話が本当か どうかはわからない。というのも、彼女は例の事件以降行方不明になってしまったから。学院長 本人に確認してみるという手もあるが、本当だったら怖いのでとてもそんなことはできない。 それはともかく、学院長は数日前まで首都の学会に参加しており、昨夜帰ってきたばかりである。 それでも長旅の疲れを一かけらも見せずに元気でいるというのは凄い体力だ。未だにセクハラを 繰り返しメイドから往復ビンタをくらうだけのことはある。 「おお、久しぶりじゃのオオガミくん」学院長は笑顔で彼を迎えた。 「どうも、ごぶさたしています」そう言って軽くお辞儀をする大神。 「さて早速じゃが、キミに渡したいものがある」 「はい、なんでしょう」 「これじゃ」そう言って学院長は指輪を見せた。 「男性からのプロポーズはどうも……」 ちなみに大神一郎、“そういう経験”は初めてではない。 「勘違いするな、そういう意味ではない」なぜか顔を赤らめる学院長。実に気持ち悪い。 「では、この指輪は一体なんでしょう」 「これは『召喚の指輪』と言ってな、召喚魔法のルーンが刻まれた石の付いた指輪じゃ。 これがあれば、魔法を使えない者でも物を召喚することができる」 「え? それって」 「あの鋼鉄のゴーレムを召喚するためのものじゃよ」 鋼鉄のゴーレム、つまり光武のことだ。 「ミス・ヴァリエールは自分の魔法で召喚できるようになったというが、キミはダメだろう。 だからそのためのものだ。あれだけの物を馬や竜で運ぶのも骨じゃからの」 「でもこれは、大事なものなのでは……」 「ああ、アカデミーで開発を進めていた汎用魔法兵器の一つなんじゃが、戦争に使うより はキミに使ってもらった方が良いと思って、持って帰ったんだ」 「しかし、自分のような者が……」 「そう謙遜なさるな。キミがワシを含めた学院の皆を守ってくれた、心ばかりの礼じゃよ」 「そんな……」 「もらっておきなさいオオガミさん」そう言って隣にいたコルベールが軽く肩に手を乗せる。 「は、はい。ありがたく頂戴いたします」 「うむうむ。それでいい。これは一旦召喚して、用が済めば元の場所に戻るという便利な 代物じゃ」 「それは凄い」 「ただし、ルーンの刻まれた石には限界があってな、そうじゃの。八回までしか使えんからな」 「八回ですか?」 「大事に使えよ。指輪の替えは、次に出来るまで時間がかかるゆえに」 「はい。わかりました」 「それからもう一つ。これはコルベールくんに渡そう」そう言って学院長は机の中から一冊の 本を出す。 「これは?」とコルベール。 表紙には何も書かれていないが立派な装丁の本だ。 「古文書の写しじゃよ。部下に命じてアカデミーの図書館から盗っ……、借りてきたのじゃ」 「これってまさか……」 「そう、オオガミくんの乗った鋼鉄のゴーレムに関する記述のある古文書じゃ。見つけるのに 苦労したというがの、この世界に起こっている異常を解くカギになるやも知れぬと思い持っ てきた」 「失礼します。ちょっと読んでみてよろしいですか」そう言ってコルベールはパラパラと学院長 から受け取った本のページをめくってみる。 「どうじゃろう」学院長は自信満々で聞いてきた。 「さすが学院長。かなり重要なヒントになりますよ。これからどうすればいいか迷っていたところ なので」 「そうか、それは良かった。これなら、オオガミくんが元の世界に戻れるヒントがあるやもしれん からな」 「は!」 元の世界に戻れる。最近忘れかけていたけれども、よく考えたらそれが最も目指さなければ ならない目標のはずである。のんびりとした時間の中で緩みかけていた緊張感を再び引き 締める大神であった。 オスマン学院長から貰った(借りた)古文書の写本によると、炎の衣と呼ばれるものが、 ゲルマニアという国の活火山地帯にある火の洞窟という場所に封印されているという。 大神はその話を聞くと、今すぐにでも火の洞窟に行ってみたい衝動に駆られる。しかしそこには 大きな問題が二つほど存在した。 一つはゲルマニアが外国であること。オスマンはトリステイン王国の臣民であるため、 自由な出入りができない。大神にいたっては無国籍だ。 もう一つは、火の洞窟には炎を司る竜がいる、ということである。竜といっても王国で 飼いならされているような竜ではなく、幾人もの戦士を葬り去った悪の化身のような竜だ という。 「竜なら、光武の力を使えばなんとか抑えられるかもしれません」 「しかし、どうやってゲルマニアの国境を越えましょうか」 コルベールの居室兼実験室で二人が悩んでいると、突然ドアが開いた。 思わずドアの方を見る二人。 「話は聞かせてもらったわ!!」 そこには、赤髪で褐色の肌、そしてあふれんばかりの胸を持つ女子生徒がいたのだ。 「キミは……」 「あらやだ、一緒に戦った『仲間』を忘れちゃったの?」 そう、彼女は大神とルイズが巨大ゴーレムと戦った際、人質に取られた学院長を救い 出した二人の女子生徒のうちの一人である。 「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーよ。キュルケって 呼んでね、大神さん」そう言うとキュルケは軽くウインクをした。 「あう……」大神は年下の仕草に動揺しつつも聞く。「ところでキュルケ、キミはどこまで 聞いていたんだい」 「最初から最後までよ」 「盗み聞きとは感心しませんね、ミス・ツェルプストー」コルベールは動揺を覆い隠すように、 教師としての威厳を意識してやや強い口調で言った。 「ふふふ、本当に重要な話なら、結界の一つでも張っておくものでしょう?もし私が他国の スパイだったらどうするわけ?」 急に身構える大神。 「落ち着いて、別に私はスパイでもなんでもないわ。ただの留学生よ。もちろん家の方では そういう仕事を期待しているけど、私、政治とかには全然興味ないのよね」 「じゃあなんだって俺達の話を」 「ふふ、ここからは内密にしましょう」そう言うとキュルケはドアを閉める。 「……」 いつの間にか、キュルケの背後には青髪の少女が立っていた。背が低いのと、意図的に 気配を消していたようなので、その存在に大神はすぐには気付かなかった。 「彼女はタバサ、私の親友。知っているわよね、大神さんなら」 そう、タバサもキュルケと共に巨大ゴーレムと戦った女子生徒だ。シルフィードと呼ぶ青い 風竜の使い魔を従えている。無口で、喋っているところをほとんど見ていないけれども、強い 魔力の持主であることだけは大神にもわかった。 タバサが誰にも聞こえないような小さな声で呪文を詠唱すると、周囲は耳鳴りがするほど 静まり返る。 「タバサの魔法で音は遮断したわ。これで思う存分密談ができるでしょう、先生方」 「それで、君たちの話というのは」 「簡単よ。協力してあげたいの、大神さんに」 「ん?」 「私はゲルマニアの人間なの。だから私が手引きすればゲルマニアにも普通に入れるわよ。 万が一役人に捕まってもあなたたちの身の安全は保障するわ」 コルベールの補足説明によると、帝政ゲルマニアは中央に君臨する皇帝の権威が弱く、 地方の貴族が半独立的な勢力を持っているという。その中でもキュルケの実家である ツェルプストー家はかなりの領地と財を有しており、その影響力は皇帝に匹敵すると言っても 過言ではないらしい。 「だから大神さん。私を連れて行ってくれれば、仕事が楽になるわよ」 「……」 大神は押し黙ったままキュルケの瞳をじっと見つめる。 そしておもむろに彼女の前に出ると、キュルケの後の方にいるタバサに向けて言った。 「タバサ。もう結界を解いていいよ」 「……」一瞬目を見開いて、驚いたような表情をしたタバサだが、すぐに元の人形のような無表情 に戻り、口を素早く動かすと、再び外から音が聞こえ始めてきた。 「どういうこと?」とキュルケが大神に詰め寄る。 「キュルケ、二人きりで話をしないか」 「え……?」 学院内にある中央塔の最上階には、外を見張らせるベランダのような場所がある。 「風、気持ちいいわね」 高いところなので、風も強い。キュルケの長い赤髪が風によって柔らかく泳いでいた。 「それで、二人きりで話したいことって? 悪いけど今夜は予約が入ってるから」 「いや、そういうんじゃない」 「なんだ。大神さん相手なら、予約もキャンセルしてもよかったのに」 予約ってなんだろう、そう思いつつ大神は話を続ける。 「キミが俺達に協力する、本当の目的を教えてくれないか」 「本当の目的?」 「そうだ。俺達が火の洞窟を目指すのは、この世界の異変と俺が元の世界に戻るための 手がかりを得るためだ。ただ、それにキミたちが協力したところで、直接的な利益はないと 思うんだが」 「別に、ただ面白そうだからよ」 「そんな理由で連れて行くわけにはいかない」 「へ?」 「そんな理由で命を危険に晒すような真似はできないだろう」 「危険だなんて」 「俺達の話を最初から盗み聞きしていたのならわかるはずだ」 「それは……」 不意に目を逸らすキュルケ。彼女とは付き合いは浅いけれども、それが何かを隠している 仕草である、ということくらい世界的なニブチンである大神にもわかる。 「似ているのよね、あなた」 「ん?」 「大神さんって、昔私が好きだった人に。いや、好きっていうより憧れていた人かな」 「それが」 「彼がね、その昔あの火の洞窟の竜退治に行くと仲間とともに出かけて行ったの」 「……」 「でも、戻ってこなかった」 「……」 「私は待ったわ。何日も何日も。それでも、戻ってこなかったわ。そうして何日待ったかわから なくなったころ、私は決意したの」 「決意?」 「いつか私が強くなったら、彼の行ったあの場所に行き、彼の最期がどうなったのか確かめ てやろうって」 「え……」 「そうしたらたまたま例の洞窟の話をしているじゃない?鋼鉄のゴーレムの話は初耳だけど、 これって神が与えてくれたチャンスなんじゃないかって思ってね。だから大神さん」キュルケは、 今度は目線をそらさず大神の方をじっと見つめた。 「なんだい」 「私も連れて行って。絶対に足を引っ張らないから」 「……、わかった」 彼女の話が本当かどうか、なんてことはわからない。ただ、大神を見つめる視線は真剣その ものであった。 数日後の早朝。大神は旅の支度をして部屋を出る。 数週間前に戦場となった学院の中庭では、シルフィードという名前の巨大な風竜と少女が二人。 一人はキュルケ、そしてもう一人はシルフィードの主人、タバサだ。 コルベールは残念ながら仕事があるから行けそうにない。 他に何か忘れているような気もするのだが……。 まあいい、とにかく出発だ。大神は二人を促す。学院長から貰った古文書の写しと召喚の指輪は 持っているから問題はないだろう。 * ルイズ・フランソワーズは早朝に目を覚ました。しかし身体が動かない。 これは金縛り? 以前大神に聞いたことがある怪奇現象。意識はあるのに身体が動かないという。ただ 完全に動かないというわけではない。両腕と両足が動かないだけだ。よく見ると縄で縛ら れているではないか。しかも縄には魔法がかけられているらしく、縄ぬけができない。 「フガーッ、フガーッ!」 自分の魔法で縄の魔法を打ち消そうとするも、口には猿轡(さるぐつわ)をはめられて おり上手く喋れず、呪文の詠唱ができない。 やったのはキュルケね。 ルイズは心の中でそう確信した。 確信はしたものの、寝起きでまだ心も身体も動き出していないうえに、もがけばもがく ほど縄が食い込んでしまうのでどうにもならなかった。 * 朝の冷たい風が頬に当たる。 東に向かって飛んでいるため日の出はいつもより早くなるはずだ。 「寒いわ大神さん」そう言って身を寄せてくるキュルケ。 「あまりこっちに寄らないでくれキュルケ。落ちてしまう」 風竜の背中は大きいとはいえ、人が三人乗るには若干窮屈ではある。先頭にはタバサが 乗り、その後に大神とキュルケが二人並ぶように乗っている。 「悪かったねタバサ。付き合わせてしまって」 「……、別にいい」タバサは大神のほうを見ずに答えた。 そして布袋から何かを取り出して食べる。 「何を食べてるんだい?」 「食べる?」 「やめときなさい。それ、ハシバミ草よ」後からキュルケが声をかけた。 「ハシバミ草?」 「すっごく苦いの。タバサはそれを乾燥させたやつをおやつ代わりに食べるの」 「それがいいのに……」やや寂しげにつぶやくタバサ。 「はは。クッキーとかに入れたら食べられるようになるかな」と大神は冗談まじりに言ってみる。 「なるほど。クッキー…、なるほど」その言葉を聞いたのか、タバサは一人で何かブツブツと 言っていた。 「ああ、一人思考モードに入っちゃったわね」とキュルケ。 「なんだいそれは」 「ああなったら、話しかけても無駄よ。一人で延々と議論しているの、頭の中で」 「はあ、そうか」 シルフィードは一路東へと飛んで行くのであった。 ゲルマニア帝国内マエル火山帯。小惑星の衝突によってできたと言われる盆地に街並みが 広がる。 途中天候が悪化したため、予定より遅くの到着となった。夜になると危ないので、洞窟の探索 は明日にすることにしよう、ということで全員合意した。この日は麓の町で宿をとり、明日に備え 英気を養うことに。 ちなみに火山の町ということもあってここには温泉が。 温泉……! いやいや落ち着け大神一郎。そうだ、温泉はいい。日本を思い出す。温泉に入れば身も心も リフレッシュするはずだ、と大神は無理やりに思考を健全な方向へと導いていった。 「大神さん」 「!!」 大神が宿の部屋の中でウロウロしていると、部屋の外からキュルケの声がした。 「ああ、なんだい」ドアを開け対応する大神。なるべく平静を装っている。 「私たち、これから温泉に行くから」 「あ、そうなんだ」 「向い側の公衆浴場に行ってきますね」 「ああ、わかった。俺もちょっと疲れたけど、少し休んだら行こうかな」 「では」 そう言って大神は、キュルケと別れる。 そしてドアを閉めて考える。 キュルケとタバサは温泉に行っている。 ということは、 彼の頭の中で例の選択肢が出てくる。 1.……体が勝手に温泉の方に…… ちょっと待て! 全然選択肢になってないじゃないか、なんで項目が一つしかないの! 大神は心の中で叫ぶがなぜか抵抗できない(本能に)。 ふらふらと部屋を出ると、次の瞬間女性の悲鳴を聞いた。 「きゃあああああああ!!」 急いで宿を出て悲鳴のした場所に走り出す。 塀を越えるとそこは秘密の花園……。 「いやあああああああ!!!」 「いや、待ってくれ、俺はその……!」 問答無用で大神は風呂桶をぶつけられ、鼻血を出してしまった。 * その後、鼻の穴に綿をつめた大神は宿の部屋にいた。部屋の中には大神のほかに キュルケとタバサ、そしてもう一人。いや、もう一匹と言った方が正しい。 「これは」 「火竜ね。火竜の子供」 「ほう」 「きゅううん」 青のシルフィードとは違い、赤い外見の小さな、といっても中型犬くらいはあるドラゴンが いたのだ。大きな瞳に嘴。そして翼もある。確かに小さいが形はしっかりと竜だ。 「この子が温泉に紛れ込んでいたんだな」 「そうなのよ。それえ大騒ぎになって」 「そうだったのか」 「ところで大神さん」 「どうしたんだい、キュルケ」 「裸が見たいなら私に言ってくれればよかったのに……」キュルケが熱っぽい視線を送ってくる。 「最低」一方氷のように冷たい視線を送ってくるのはタバサの方だ。 「いやいや、誤解だって。俺は女性の悲鳴が聞こえたから」 「まあ、そういうことにしといてあげる」 「そういうことって……、それはともかく、この子はどうするんだ」 「飼いましょう」 「ダメだよ」 「冗談よ。恐らく迷って麓におりてきたのね。明日山に帰してあげましょう」 「そうだな」 「きゅるるる」 キュルケが竜の頭をなでると、気持ち良さそうに鳴く。まるで母子のようだ。 「名前は付けないのかい?」 キュルケが子竜をあまりにも可愛がっているので、大神はそう聞いてみた。 「え?つけないわよ」 「どうして」 「だってこの子、いずれ山に返すでしょ?名前をつけたら情が移って返せなくなるじゃない」 「そうか」 彼女の一応割り切っているのか。 「でもどうしてもっていうんなら、つけてもいいかも」 「ええ?」 「そうね、イチローとかどう?」 「却下で」 「もう。じゃあエリック」 なぜ彼女がその名前にしたのか、理由までは聞かなかった。 翌朝。この日も早い。大神たちは旅の準備を整え、火山帯へと向かった。目標は火の洞窟。 そこまでに行く道は領主によって閉鎖されているけれども、シルフィードに乗って飛んでいけ ば問題ない。 キュルケの腕には、昨日保護した火竜の子供がすやすやと寝息を立てて眠っていた。 こうして見ると、彼女は母性が強いのかもしれない。別の一面を見られた気がして、大神は 少し新鮮な気持ちになった。 「見えた」 タバサの声で下を見ると、そこには小さめの入口らしきものが見える。シルフィードは入れ そうもないほどの大きさだったため、彼(彼女?)は外で待たせて、大神たち三人と火竜一匹 で行くことにした。 入口こそ小さかったものの、洞窟の中はわりと広い。迷路のように入り組んでいるけれども、 迷うというほどではない。 「古文書によれば、この奥に伝説のゴーレムがいるという」タバサが小さな明かりを頼りに持っ てきた古文書の写しを読みながら言う。目が悪くなりそうだ。 「何よ、意外とアッサリしているのね。あたしはてっきり巨大なドラゴンでも出てくるのかと思っ たわ」キュルケはつまらなそうに言う。その後には火竜のエリックが、まるでカルガモの親子の ように、後をついて歩いている。実にほほえましい。 しばらく歩くと、大きく開けた場所についた。 「すごい……」思わず声の漏れる広さ。帝国劇場よりもさらに広い場所が洞窟の中に広がって いた。 「見てタバサ、大神さん。あそこに石碑が」キュルケの指さすその先には確かに石碑のような ものが見える。 警戒しながら近寄ってみると、そこには文字が書いてあった。 「読める? タバサ……」心配そうにキュルケが聞いてみる。 「う、うーん。見た事もない字」とタバサらしくない返答をする。 あの勉強家のタバサが分からない字。一体どんな文字なのか。大神も興味本位でのぞいて みると、 「あっ!!」 「どうしたの?」 「……?」 それは見覚えのある字であった。いや、見慣れていると言ったほうが正しいか。 漢字とかなで書かれた文字。それは間違いなく日本語なのだ。 しかしなぜ日本語。なぜこんなところに。色々と疑問は浮かんだが、今は石碑に書かれている 文章を読むことが先決だ。 「読めるの?」 「ああ、これは俺が元いた場所で使っていた文字だ。ええと、なになに。『世界に異変が起きた時、 それを救う手段として炎の霊子甲冑をここに封印す。封印を解くカギは、使い手と伝説の……を……』 うーん」 「どうしたの?」 「すり減っていて上手く読めないんだ」 「随分古いものだしね。って、何?」 「どうした」 「それが、連れてきたエリックが……」 よくわからないが何か震えている。 「光った?」 火竜のエリックが赤い光に包まれているのだ。 「え、一体どういうこと」 「ねえキュルケ、あなたも」タバサがキュルケの方を見て心配そうに言う。 「へ?」 つられて大神もキュルケの方を見た。 「どうなってるのよ!」 すると、キュルケ自身も赤い光に包まれているではないか。 続いて洞窟内が揺れ始める。 「地震か? 噴火か?」 大神はパニックになりそうな自身の心を静めるよう努め、周囲を見回した。 すると、石碑のあった場所の後の岩が音を立てて割れはじめた。 「なんだ?」 「これは!!」 岩の割れ目から出現したのは、間違いなく光武、霊子甲冑であった。それも真赤な霊子 甲冑。トリステイン魔法学院の地下にあったものとはまた違う光武である。 「そこまでよ!!」 洞窟内に聞き覚えのある声が響き渡った。 「誰だ!」 よく見ると、紫色のローブを着た魔術師。あれは、以前魔法学院で巨大ゴーレムを操って いた奴だ。 「お前は!!」 「ほっほっほ。また会ったわね。お宝の封印を解いてくれてありがとう。素直にそれを 渡せば、苦しまずに殺してあげますわよ」魔術師の不気味な声が洞窟内にこだまする。 “それ”とは、間違いなく炎の衣、つまりこの赤い光武のことだ。 「誰が渡すものか!」大神は当然言った。 「そう、あなたならそう言うと思ったわ。では蒸気獣ども、やってしまいなさい」 魔術師が手を広げると、広い洞窟内に何十体ともいえる蒸気獣が出現する。しかも学院で 見たものとは微妙に違う。色も赤に近いものだ。 「キュルケ、タバサ。キミたちは下がっていてくれ」 「でも大神さ……」 「いいから」 「……」 「タバサ」大神はじっと敵の様子を伺いつつ名前を呼ぶ。 「なに」 「これの使い方は、まだ聞いてなかったけど」そう言って自分の右手を彼女に見せる大神。 「召喚の指輪……」 「そうだ」 「召喚したいものを、強く念じればよい。ただそれだけ」 「ありがとう」 そう言うと大神は、指輪をつけた右腕を固く握り、それを上に向かって付きあげた。 「光武、召喚!!」 大神がそう叫んだ瞬間、指輪が光だし、その光は彼の足もとの地面に魔法陣を描き始める。 そしてその魔法陣から、トリステイン魔法学院の地下にある大神専用の白い光武が出現した。 「いいぞ」大神は素早く出現した光武に乗り込むと、レーダーで周囲の状況を確認した。 状況は数的に不利。だがこまめに霊力を回復させながら各個撃破していけば勝機は見える。 そう判断して飛びだした。 * 胸が熱い。いや、胸だけでなく身体全体が熱い。 キュルケの心臓は高鳴るばかりである。それはこの赤い炎の衣、いや、鋼鉄のゴーレム を見てから。 自身の体からあふれる赤い光。そしてゴーレムもまた、その光に呼応するようにわずかに 動いている。 金属の塊のような外見にも関わらずまるで生きているかのような反応に彼女は戸惑った。 もしかして自分も、大神一郎のようにこれに乗って戦うことができるのか。 キュルケはそんな事を考える。まさか自分には、そうは思ったけれども、目の前のゴーレム が呼んでいるようでならなかった。 自分のすぐ後ろで自分を守るために戦っている者がいる。キュルケはそれを見ているだけで やり過ごすような女ではない。 「タバサ」彼女は近くにいた親友の青髪の少女を呼んだ。 「なに」 「この子を、エリックをお願い」 自分の足元でうずくまっていた赤い火竜の子供をタバサに預けると、彼女は赤い光武の元に向かう。 「はじめまして、私はキュルケ。あなたのパートナーになりたいの」 彼女がそう言うと、赤い光武がまるで口を開くようにハッチを開き、操縦席を解放させる。 「良い子ね」 そうつぶやくとキュルケは素早く光武に乗り込んだ。 ルイズのやっていたことを見ていた、といっても彼女にとってははじめての体験。ハッチが閉じる と一瞬視界が暗くなるが、すぐに明かりがつき周囲の状況が見えた。敵の姿ははっきりと視認できる。 「さあ、お楽しみの時間のはじまりよ」 * 斬っても斬ってもキリがない。やはり一人で戦うには限界があったか。こんな時に仲間がいてくれ れば、とそこまで考えたところで大神は自分の弱さにいらだち頭を振る。そんな考えじゃだめだ。 どうしてもあの光武を守り、また一緒に来た二人の命もまもらなければならない。 「なに!?」 不意に噴きかかる火炎。赤い蒸気獣がはなったものと思われる。四方八方から炎が飛んでくる。 「心頭滅却すれば火も……」そこまで言いかけて止まった。やはり熱いものは熱い。光武は耐水も そうだが、そこまで耐熱用の設計もなされていない。 とりあえず素早さを生かして火の攻撃を避け、接近して斬る戦術を選ぶ大神。しかし敵もある程度 こちらの動きを読んでいるらしく、容易に近づけさせないような戦い方に切り替えてきた。 数体の蒸気獣が一斉に火炎攻撃を仕掛けてこようとしたその時―― 地を這うような炎の波がその蒸気獣をなぎ払うように大神の目の前を走る。 「なんだ!」 『お待たせダーリン』 「きゅ、キュルケかい?」 『そうよ。助けにきたわ』 「キミも、動かせたんだね」 『無駄話は後、一気に倒しちゃおうかしら。それにしてもこの無線機っていうもの、便利よね』 無駄話は後、とか言っているくせに無駄話をしているのは、キュルケであった。あの例の赤い光武に 乗っているようだ。光武は長い柄に斧状のものがついた、いわゆる長斧というやつであろうか。多少の 間合いなど気にせずぶった斬れる上に破壊力も強力だ。 キュルケの出現にひるんでいる蒸気獣のスキをついて大神は斬りかかる。二刀流が接近した敵を 一体、二体、そして三体斬る。 『さすが、やるわねえ』 「危ないキュルケ」 キュルケ機に急接近する蒸気獣を確認。 『問題ないわ!!』そう言ってキュルケは蒸気獣を一刀両断にした。 接近戦も強いとは。 死角なしか? 大神がそう思った瞬間、蒸気獣はさらに間合いを広げで火炎攻撃をしようと移動しはじめた。 いくら長斧が広い間合いに使えるとはいえ、完全な飛び道具には及ばない。 『ダーリン!』 「ダーリンはよしてくれないか」 『そんなことどうでもいいの。とにかく、あなたは私を盾にして身を守って』 「な、何を言っているんだキュルケ」 『いいから私を信じて。私がこうするから、あなたは……』 身を挺して仲間をかばうのは大神の専売特許のはずだが、キュルケにも何か考えがある らしい。 「よし、まかせたキュルケ」 『まかせてダーリン』 「だからダーリンはなあ」 蒸気獣が一斉に火炎と火球を飛ばす。それを真正面から受けるキュルケ。一瞬赤の光武が 炎に包まれ、さらに赤く燃え上がった。と、次の瞬間その光武の背後から大神機が飛び出し、 蒸気獣に最接近して斬りつける。 荒方蒸気獣を斬り倒した大神は、すぐにキュルケの無事を確かめる。 「キュルケ!大丈夫か」 『平気よ。この機体、熱には強いらしいの。確かに無傷とまではいかないけど』 「よかった」 しかしほっと一息ついたのも束の間。 「これで勝った気にならないことね!!」 先ほどの魔術師が叫ぶ。 「お前の目的は一体何だ!なんのために光武を狙う!」 「あなたに話してやる義理わないわよ!!さあ出でよ竜型蒸気獣、メカギドラ!!!」 洞窟内に魔術師の声が響き渡る。 と同時にタバサが抱いていたエリックがじたばたと赤い光を放ち暴れ始めた。 「あっ」たまらず手を離すタバサ。 地面に落ちた火竜の子供は、よろよろと立ちあがると赤い目を光らせる。 「まさか……」 「ふっふっふ、あれがこの地の秘宝を守る伝説の竜の子孫さ。そして私は、そいつに少し仕掛けを させてもらった」 「仕掛けだど!?」 「蒸気獣として我らの手駒になるようにな」 「なんだって?まだ子供じゃないか」 「何を言っているかね。あれはその赤いゴーレムを出すための道具だよ」 「き、貴様……」 モニター越しに見える魔術師に対して、大神は強い怒りを感じた。 『エリック!!』 しかしそれ以上に憤っていたのは―― 「キュルケ!!」 大神が叫ぶよりも早く、キュルケの乗る赤い光武は魔術師に向かって斬りかかっていた。 「よせ!!」 しかしキュルケの構える長斧は魔術師には届かず、途中で巨大な火球によってはばまれてしまった。 『きゃああ!!』キュルケの叫び声が無線を通じって聞こえてくる。 地面に落ちるキュルケ。しかすすぐに体勢を立て直す。 『はあ、はあ、あの子に……、何の罪もないエリックになんてことを』 「キュルケ落ち着くんだ!」叫ぶ大神。 しかしその声は届かない。 「ふふふ、私を倒したければメカギドラを倒してからにするんだね」 そう言って魔術師を守るように出現したのは、首が三本もある機械と竜を融合させた化け物であった。 再び戦闘態勢に入るキュルケに対して三本の首が襲いかかる。 「まずい!」 キュルケの機体は、熱に対しては強いが物理攻撃に関しては大神の機体とそう大差は ないはずだ。しかも大きな武器を持っている分素早さも劣る。 「すまん!!」そう言って体当たりでキュルケの機体ごと吹き飛ばす大神。 『きゃあ!!』無線からは悲痛な叫び声が聞こえていた。 「大丈夫か」 『何するのよ!』 「焦るなキュルケ。冷静になるんだ」 『私は冷静よ!』 「それのどこが冷静だっていうんだ。まともにやり合って勝てるあいてじゃないだろう」 『だから魔術師だけを狙うの!あの子をあんなにして、許せない』 キュルケは幼い火竜の子供を悪魔のような形にした魔術師に対して本気で怒っている。だから といって、怒りに身を任せて戦っても勝てる相手ではない。 「魔術師を倒してもあの子は元には戻らない!冷静にこの場の対処を考えるんだ」 『なにを……!』 「キュルケ、危ない!」 真横から接近してくる竜の首攻撃に、大神がキュルケを守るように割って入ったため吹き飛ば されてしまった。 『大神さん!!』 * 不覚だ。一生の不覚。 ツェルプストーともあろう者が怒りで我を忘れてしまうなど。 奴らは冷静に悪事を働いた。故にこちらも冷静に罪を裁かねばならない。 キュルケはきっと正面の三本首のドラゴン、メカギドラを見据える。 これはもうあの子ではない。悲しい事実だけれども仕方のないことだ。ただ、彼女は人が思うほど 別れには強くない。 エリック―― タバサ、大神一郎。この場にいる人はこれ以上誰も死なせたくない。それは彼女が持つ偽らざる 本心であった。 だから、ごめんなさい―― キュルケは長斧を振う。 接近戦ならば長い首の攻撃も、それほど意味をなさず、やたら炎も吐けないはず。 それまでにないダッシュでメカギドラの懐に潜り込んだキュルケは長斧でひとつ目の首に斬りつけ、 そしてもう一つの首にも斬激をくらわせる。 そして返す刀で最後の首を斬りつけようとした瞬間、すでに真後に竜の首が迫っていた。 キュルケは敵の耐久力を見誤っていた。彼女が思っているほどダメージは与えられなかったようだ。 やられる!! そう思った瞬間、背中に衝撃が走った。 これはやられたか。一瞬目をつぶるキュルケ。しかし、背中を貫かれたような感覚はない。 もう死んだから? それとも光武というものは耐久力が高いのか。 どちらも不正解だった。 『大丈夫かキュルケ!』 「大神さん!」 キュルケの背中では、大神がしっかりと竜の首の攻撃をガードしていたのだ。 * メカギドラの攻撃を防いだキュルケと大神は、再び間合いを取る。広い間合いは不利だ。なんとかして間合いを詰めなければならない。 「キュルケ、聞こえるかい?」 『なに、ダーリン』 すっかり元の調子に戻っている。冷静さを取り戻したようだ。 「今度は俺が前に出る。それで一気に片をつけよう」 『いいの?相手は火炎攻撃もできるのよ』 「俺の武器じゃあ間合いが足りない。キミの武器なら間合いといい威力といい十分だよ」 『私の武器でも、威力は……』 「大丈夫、その後二人で力を合わせれば問題ない」 『二人で……?』 「そうさ」 『わかった。あなたを信じるわ、ダーリン』 「じゃあ、行くよ」大神は一気にダッシュをかける。 その動きを追尾するキュルケの存在をしっかり意識しつつ、光武の持つ二本の刀を十字 に構える。 「うおおおおおおおおお!!!!」 「ギシャアアアアア」メカギドラが口から炎を吐きだした。この機体は、炎にはあまり強くない。 しかし。 「心頭滅却すれば火もまた涼し!!!」やせ我慢だ。 敵の炎に屈せず、更に前進する。 「今だ!!!」 三つの頭が一斉に火を吐いたと同時に、大神の後にぴったりとくっついていた赤い光武が 飛び出す。火を吐いている時、頭はかなり無防備になっている。 『とりゃあああああああ』 一気に斬るキュルケ。狙ったのは固い皮膚ではなく、目。 「ギャアアオオオオオオ」 苦しむメカギドラ。 そこに大神が叫ぶ。 「行くぞ!!」 『いいわよ』 《来て、ダーリン!!》 《やはりダーリンはちょっと》 《いいからやるわよ》 《おう!!》 《Das Backen von Hize grose Brandung (炎熱の大波)》 メカギドラがひるんだ所に合体技を仕掛け、敵を完全に粉砕した。 しかしそれは同時に、自分たちのいる場所を危険に晒す行為でもあった。 大きく揺れる地面。 「まずいな、これは」 洞窟が崩れるかもしれない。 「ダーリン!タバサは私が助けるから、あなたは出口の確保をお願い」 「わかった!」 もう、どちらが隊長かわからない状況だが、そんなことは言っていられない。とりあえず、 大神は光武の力をフルパワーで使い、崩れかかる出口の穴を開き、障害物を取り除いた。 * なんとか洞窟を脱出した大神たち三人。 しかしキュルケは、塞がった洞窟への入口を見ながら沈み込んでいた。 「キュルケ」声をかける大神。 「なによ」 ややぶっきらぼうな返事。今は一人でいたのかもしれないけれど、大神は話を続けた。 「あの子は、エリックはこの洞窟の守り神だったんだね」 「そう、なのかな……」 「だったら、その光武があいつらに取られなくてよかったじゃないか。エリックとその親が 代々守ってきたものが。これからはキミが守るんだ、それを」 「ダーリン」 「だからダーリンはやめてくれと」 「私を元気づけてくれるの?」 「いや……、まあ。落ち込んでいるキミはらしくないというか」 「やだ、嬉しい!」そう言うとキュルケは大神の首に巻きつく。 「ちょっと、よせキュルケ!ほら、タバサも見ている」 「……私は何も見ていない」そう言ってハシバミ草を食べるタバサ。 「やめなさい。って、そうだ。まだアレをやっていなかった」大神が首に絡みつくキュルケを 引き離しながら言う。 「アレ?」 「そう、戦いに勝った時はいつもやるんだ」 「もしかして……」 「さあ行くぞ、タバサもおいで」 「私は遠慮しとく」 「あんたも来なさい。私にだけ恥ずかしい真似をさせないで」そう言ってキュルケはタバサの 服を掴み引き寄せた。 「じゃあ行くぞ」 「勝利のポーズ!!」 「決めっ!!」 エピローグ いつものアレもやったところで、帰り支度をはじめる三人。そんな中、大神はあること を思い出したのでキュルケに聞いてみる。 「ところでキュルケ、ここはキミの憧れの人に関係する場所じゃなかったのかい?」 「え?あこがれ」 「花の一つでも手向けたほうがいいんじゃないかな」 「え……?ああ、ああ」何かに気がついたように、彼女は手をポンとついた。 キュルケは、かつて憧れの人が火の洞窟に竜退治に行って帰ってこなくなった、と言っ ていたのだが……。 「どうしたんだい」 「あれはウソよ」 「はあ!?」 「だってダーリンって真面目だから、単に面白そうだから連れて行ってくれっていっても連れて 行ってくれないでしょう?」 「そ、それって」 「ごめんなさいね」 「………!」 「もしかして怒ってる?」 「当たり前だろうがあああああ!!!!」 「結果オーライじゃないのお!!!!」 こうして、大神たちの今回の旅は終わりを告げたのであった。 * トリステイン魔法学院の中庭で、空を切る音が響く。 「ふんっ、ふんっ」 ルイズは木刀で素振りを繰り返していた。 「ふう……」一通り練習を終えたルイズは汗を拭きながら空を見る。 空は広く、気持ちが良いくらい晴れ渡っていた。 「私の出番は、まだかしら」 お し ま い 前ページ檄・トリステイン華劇団!!
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神代と呼ばれる遠くはるかな昔から奥宮真名井原に豊受大神をお祭りして来ましたが、その御縁故によって人皇十代祟神天皇の御代に天照大神が大和国笠縫邑からおうつりになって、之を吉佐宮(よさのみや)と申して一緒にお祭り致しました。 その後天照大神は十一代垂仁天皇の御代に、又豊受大神は二十一代雄略天皇の御代にそれぞれ伊勢におうつりになりました。それに依って當社は元伊勢と云われております。 両大神が伊勢にお遷りの後、天孫彦火明命を主祭神とし、社名を籠宮(このみや)と改め、元伊勢の社として、又丹後国の一之宮として朝野の祟敬を集めて来ました。
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【アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel)】 お婆さん(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 265, 36) ハミオン(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 263, 99) フレイヤ神官(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 205, 31) 暇な市場の商人(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 137, 74) 子供(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 272, 33) 少年 その1(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 195, 78) 少年 その2(アルナベルツ教国首都 ラヘル(rachel) 242, 38) 【フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 】 エミット 少年信徒(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 76, 115) ネマ神官 ネマ(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 115, 175) ハース 少年信徒(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 171, 113) リズ 少女信徒(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 166, 156) 信徒アルカナ(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 147, 92) 信徒ヤクム(フレイヤ大神殿(セスルムニル)(ra_temple) 114, 149) 【フレイヤ大神殿 室内(ra_temin)】 ジェド大神官(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 277, 159) パノ神官 パノ(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 170, 46) ラミール 女性信徒(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 40, 124) 教皇執務室門番(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 134, 128) 子供の信徒(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 138, 64) 信徒フリジア(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 228, 303) 信徒ルクア(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 287, 88) ラヘル警備兵(フレイヤ大神殿 室内(ra_temin) 87, 136) 【ラヘル 室内01(ra_in01)】 センダル(ラヘル 室内01(ra_in01) 250, 19) 【ラヘルフィールド】 イスマエル(ラヘルフィールド 03(イダ平原)(ra_fild03) 139, 355) パパイ 見習い神官(ラヘルフィールド 12(イダ平原)(ra_fild12) 284, 208) 飛行船ガイド(ラヘルフィールド 12(イダ平原)(ra_fild12) 44, 2309